参った…
なんで、こんな時に…
マサコから説明を聞いて
病院に着くまで
オレは、一言も言葉を発せずにいた
オレには大丈夫だ、とマサコは言うが
マサコの態度からすると、
マナカの容態は、思わしくない、と思った
そして、
マナカの心も傷つけた女子高生たち
、オレを応援してくれるのは嬉しいことだが、
オレの大切なマナカを傷つけたと
なれば…
何かしら手を打たないといけない…
制裁とかではなく、何か別の方法で
…と、
起こった出来事に対する今後のことを考えていた
「着いたわよ 私は駐車場に車入れてくるからね
マナカちゃんの場所は、救急受付で、聞いてー」
「わかった」
病院の中に入り、救急を目指して早足で向かう
時間外の病院だからか、
人はまばら、案内に添って向かい、受付のお姉さんに
運ばれたマナカの名前を言う
返ってきた言葉は…
ICU…集中治療室
オレの予感が当たってしまった…
くそっ…
唇を噛み締め
集中治療室のドアを見つめた