「え?・・・・・・え、え、え?えーと、いや、あーー、ええええっ!?」
何を言い出すのだこの男は?
餅は大声で続けた。
「さっきのあなたの姿を見て、わたしは驚きました。あなたはTF細胞に体を侵蝕されているのに、自分の意思を保っていた。あなたの体は、ほぼ完全に、TF細胞と調和していた。あなたなら、そのベルトを巻いて、TFシステムを使って戦うことができるのです!お願いします!私達に協力してください!」
「いや、でも、おれ一般人だし」
声が裏返る。
「あまりにも突然で、無茶な頼みだということは分かっています。でも、もう我々はあなたに頼るしたないのです。あなたのお父さんが亡くなったいま、TF細胞注入の人体実験もできません。それに、これ以上実験による被害者も出したくない。戦闘では、こちらがサポートします。どうか、どうかお願いします!」