張り出されたクラス表を見て、 3年2組へと向かう。 ざわざわと騒がしい廊下を歩き進め、 ドキドキしながらドアを開ける。 席に着いてる生徒は たくさんいた。 少しだけ不安に駆られながらも 座席表を見て廊下側の 自分の席に座る。 私が座ったときに、 私の横を誰かが通った。 それと共に甘い香りが ふわっと鼻をくすぐった。 振り返ると奏太(そうた)が 私の後ろに座ったところだった。