「んなぶっさいくな顔してっともっとぶすになんぞ?」



う…。ぶすで悪かったな、ぶすで…


「ぶすで悪かったねー?どーせ?どーせ私は香奈子みたいに可愛くないですよーだっ!」


あ…。また口に出しちゃった。もー、いつもいつも思ったこと口にだしちゃう…



「まーた始まった?」

「だねー、海斗君止めないの?」

「えー、おもろいから見とこーぜ?」

「だねw」


まただ、香奈子と海斗はいつもそう…

ニヤニヤしないでよー!


「そーだな、確かに可愛くない。」


…。あー!もー、腹立つ!珠希だって…


「珠希だって!かっこよくないもんねー!」


ふっ、ざまーみろ!

あ、ヤバイ…。なんか、今私…涙でてきそう。てかさ、卒業する日にこんなこと言われたら誰だって嫌だよね…


「麻紀」

「な、なに?」


ぐいっ!


「へ⁈」