「てめぇ」
どすの効いた声で拓也は翔さんを睨む
「ちょ、拓也!なに本気にしてるのー!」
私がそういって止めると
「こいつ冗談いってるようにみえんの?」
私を睨む拓也。
その目は冷たくて、どこか寂しげで、
「そーだよ、俺は冗談でそんなこといわない♪」
そういって私の頬に何かが触れた。
柔らかくて、暖かい、唇。
その瞬間
バキッと音がした。
目の前には拳をにぎりしめている拓也。
横には倒れ込んでほっぺたを抑える翔さん。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…