こ、こわい・・・・



「これ、俺のだから」



そういって私の肩を引き寄せる拓也


「ふ~ん、じゃあ俺のお下がりもう必要ないってわけ?」




さっきまで一緒にいた髪のクルクルな女の人を

顎で指す翔さん



「・・・ざけんな」




辛そうに答える拓也。


何があったの?

私は拓也ことあまりにも知らなさすぎるよ。


教えてよ。


「じゃーさ、今までのお礼として桃ちゃんちょうだい?」



そういった翔さんは

笑っていた


いや、


目は笑ってなかった。