「拓也はやられたことないから分かんないんだよ!」


「は?」


拓也は眉間にしわを寄せて


不機嫌になっていく


「いじめられる辛さを!!」


「これはいじめてるわけじゃねーし、バツだばつ」



そういってゲーセンを出ようとする拓也



「俺はいいんで、拓也さんおってください!!」


そういう男の人は


「ハンカチ、あらってかえします!!」


なんて似合わないセリフをいった。


クスっと私はわらい

「ありがとう」


といって拓也の元へ走った