「・・・本当?」



「こんな時に嘘つくかよ」



少し怒り気味にいう拓也もかっこいい


なんておもってしまう私、ちょっときもいかも・・・



「なあ、もう今日は学校サボらねぇ?」


こちらを見て言う拓也。


「うん!」





元気よく返事をしたら

拓也は私の手を引いて


「はやく!」



やっぱり、不幸があったら幸せはすぐ近くにあるんだな、


いま今までで1番幸せかもしれない


あんな過去があっても今は幸せで、



本当に拓也に出会えてよかった



拓也ありがとう


これからよろしくね


拓也をみると目があった。


「見とれてんじゃねぇよ」


ふっと微笑み、頭をくしゃくしゃされた。


「おい!石山!!!まて!」


先生が後ろから叫ぶのが聞こえた


2人揃って、

「「どっちの石山~?」」


なんて答えて走って学校を抜け出た。



真面目な私が学校をサボるなんて、

信じられない