「拓也・・・」


私はおもわず声をかけていた。

拓也は机の上に伏せていて、

寝ている最中だった


「なに」


起き上がって目を合わそうともしてくれない。



「聞いて欲しいことがあるの」


「・・今?」


「・・うん・・・」



「・・・めんどくせぇな」



そう聞こえた。


「どこで?」


立ち上がってこちらを向く拓也。



「屋上で」


「じゃあ行くか」



OKしてくれた拓也におどろきつつ

一緒に屋上へ足を運んだ。