「これでもいつでも連絡とれるね」


「うん!」


ナナがいてくれて良かった。

じゃなきゃ今頃・・・



考えただけで泣けてくる。


そういえば拓也・・・まだ来てないんだ。


そうおもっていたら


「ジャマ」



低く冷たい声が耳元で聞こえた。



拓也だ。



「・・・っ」


ゾワゾワするこの感じ、


あの時のことがフラッシュバックしてくる。


ガタッ


倒れ込んだ私を拓也が掴む。


「大丈夫か?」


心配そうな顔で私を見る。