「いいかげんにしてよ、」


私がそういったときだった


ラブホテルからでてきた男女。


その女の方だ。


片瀬杏奈


中学の同級生で私をいじめてた人。


この人は本当にひどかった。


本当に。


平気でバットでわたしを殴るし、

レイプまでされそうになった


思い出すだけで涙が出てくる



「もも?大丈夫か?」


うずくまっていると、拓也が心配そうに声をかけてきた



「え、まぢイケメンさんだぁ!彼女サン?かな?だいぢょ→ぶ?」

片瀬杏奈が拓也え見てそう叫んだ

ギャル語はいまでもバリバリ


「・・・・ぅっわ、彼女まじタイプかも!」


片瀬杏奈の彼氏が私を見ていった。



どうしよう、手が震えるし、足がすくんで立てないよ、


「ね、大丈夫?なんなら俺家までおくるよ?」


杏奈の彼氏は尚もまだ私に話しかける。


その彼氏が私の太ももに触れた時だった


「・・・てめぇらうぜーんだよ、」


「は、はぁあ?アタシら心配していってんぢゃ→ん!」

「そーだよ?俺ら心配してあげてんだよ?」