「おおおおおお姉ちゃん!起きて!!」


「ん、なにーい眠たいんだけど」


「8時、8時すぎてるっ!!」



「えー、8時ー?・・・はあああ!!?」


「ち、ちこく!おねーちゃんはやく!!」


待って、学校は8時30分からだから

15分までに支度したら余裕じゃん!



「桜、大丈夫だよ、15分までに・・・」


「いま15分なの!!!」



いやー、もう完璧に遅刻しましたね。

先生には怒られるしで

大変だった。


ようやく落ち着いて教室に入り、

席に着くと


「おはよう、石山さん」


にこ!っとかわいいクルクルな目で

話しかけてきた

相川さん。


「おはよう相川さん!!」


そういって私も微笑み返した。


「もも・・・って呼んでいいかな?」


「いいよいいよ~」


「ありがとう!じゃあ私のこともナナってよんで~!」


「ナナね、了解!」


「もも昨日大変だったね」

「ほんとだよ、もー!」


「でもいいな拓也くんと話せて」