「じゃあ、誠がんばってねー♪」
そう言ってひらひらと手をふる真奈ちゃん。
午前班である彼とはここで一旦別れることになった。
「さあ、紗葉ちゃんどこ行く?」
「ええ、選択権、私!?」
「もちろん!」
そう言って微笑む恵ちゃんに戸惑う。
「私はどこでもいいんだけど…」
「ダメ!紗葉ちゃんが選ばないと強制的に奏多にお化け屋敷連れて行かれる!恐怖!!」
「…恵ちゃん、真奈ちゃんってお化け系嫌いなの?」
「ああ、うん。真奈はお化け屋敷とか大嫌いなの。それを知った奏多が真奈を連れてこようとしてるの。」
チラッと奏多くんをみると…
うわ、すごい黒い笑み浮かべてる…