「ねえ、パンフレット、パンフレットちょうだい。」 確か、校舎の地図があったはず。 彼は急いでパンフレットを取り出すと、渡してくれた。 「ありがとう…」 「え、ちょっと、紗葉!?待って、俺も行く!」 お礼を言ったと同時に彼と屋上まで走った。