「…ご注文は。」
「恵、笑顔。」
「…ご注文は。」
「うん、笑顔って言葉を辞書で多分恵は調べて来た方がいいね。」
そのあと恵ちゃんが真奈ちゃんによってメニューをききにきた。
…ものすごく、無表情だけど。
「えっと、私は…、水でいいや。」
ココアとかオレンジジュースとかポテトとかカフェ的なものたくさんあったけれど、
…むやみに食べちゃダメだよね。
「…じゃあ、俺、りんごジュース。」
「…水とりんごジュースね。」
そのまま恵ちゃんは無表情で特に声のトーンを変えることもなく、帰って行った。
「恵、意外と恥ずかしがり屋だからな。」
「…なんとなくわかる気はする。」
…恥ずかしすぎて逆に冷静になっちゃうタイプかな。