「いらっしゃいま……、なんだ誠かよ。」
「ちょっと待って。真奈、ちょっと待て。今2オクターブくらい声低くなったよね?」
「紗葉ちゃんいらっしゃーい♪ゆっくりしてってね♪」
「真奈ちゃん、メイド服似合ってる、てか可愛い…」
「えー、ありがとー♪」
「待って。俺の存在忘れないで。」
「じゃあ、案内するね♪」
「うん、待とうか。」
彼をスルーし続ける真奈ちゃん。
そのやりとりが面白くて、ついつい口端があがる。
「じゃあメニュー恵にとらせにくるからね♪」
「ふふ、うん、ありがと♪」
結局彼をスルーしたまんまだったけど笑顔で帰ってった真奈ちゃんにまた笑顔がこぼれる。
やっぱ、…可愛いな。