そしてあたしはというと、


独りぼっちで帰宅中です。



いくらお嬢様でも、こーゆー風に一般的なことしないと、社会に出た時大変だもんねっ




そして、徒歩で約25分かけてあたしは家につく。




大きな門。ここからまた歩かなきゃいけないのがホントにめんどくさい……




入ろうとしたその時、



チャリ…



あたしは門の前で何かを蹴飛ばしてしまっていたらしい。



それを拾い上げると…




銀色の指輪だった。




けど、それは婚約指輪、とかそーいうものじゃなく、ただのアクセサリーみたい。




…けど、大事なものの可能性だってあるよね?


誰だろ…落としたの…




あたしは、なんとなーく、今朝の新聞配達少年を思い出していた。



「明日の朝、聞いてみようかな…」




思い立ったらすぐ行動。

それは、あたしのモットー。



あたしはすぐに寝る準備をし、ベットに寝っ転がった。