もぅ駄目だ

舞は
放心状態で
携帯を床に落とした


舞は
一週間前に
親に頼み込んで

短大の近くのマンションを借りてもらった


短大も二年になると
実習始まって
朝早くでないといけなくなるし
夜も遅くなる日が
続いたりして
大変みたい
単位落としたくないし
ありとあらゆる御託を並べて


その
借りてもらったばかりの
1LDKの部屋で
舞は
ただただ今起った
信じたくない
メールが頭の中で
何度も何度も
回っている