少し歩くと
浜辺に大きな
流木が落ちていて

そこに座ろうと言う
ゆうやの後に続いて
舞も横に
座った


舞は煙草を一本
箱から取り出して
火をつけた


真っ暗な海を
じっと見ていると

目が徐々に
慣れてきて
海と空の境界線が
ぼんやりと見えてくる


「舞ちゃん
舞ちゃんかわいぃよね」


海を眺めてる舞に
そう言って

ゆうやは
舞の肩に手をまわした

舞は黙ったまま
海を見ながら
煙草を吸っていると

「見て 舞ちゃん
星が綺麗

でも 舞ちゃんの
方がもっと綺麗だよ」


…!!
気持ちワルッ
本当にこんな事
ゆうやついたんだ

そう思っている舞に

いきなり
ゆうやが
キスをしてきた