翌朝、ふと目が覚めると

平日の朝だというのに
隣で　静かな寝息をたて
のんびりと寝ている黒崎伸治の姿。


・・・何時・・・？


まだ、この男がいるという事は
私が、たまたま早起きだったのかと


時計に目をやると

既に、朝とは言えない
１１時・・・。


まさか・・・


「ね、ねぇ！」


とっさに、隣に寝ている
黒崎伸治を揺さぶり起こした。



「っ何だよ？」


不機嫌な様子で
目が開き
私を睨んでいる。


「仕事は！？」


「仕事？昼から行こうと思ってるけど？」


「へ！？あ・・・・
ご、ごめん」


昼から出勤とかある事自体知らない私は

とっさに起こしてしまった

この状況を、どうしようかと

只今、考えてる最中でして・・・・


「もしかして、俺が
寝過ごしてるとか思ったわけ？」


非常に不機嫌な様子の、この男に

どう返せばいいのかすら
分からない状況なわけでして・・・