そんな時間がどれだけ続いたか分からないけれど、

私は、いつの間にか

夢の中と、現実がゴチャゴチャとなっているような

睡眠中であり・・・



なぜか・・・・


「お前、髪くらい乾かして寝ろよ」


被っていたはずの布団がなくなり

暗い部屋の中で

上から私を
見下ろしている黒崎伸治の姿。



「何・・・?」


状況が、まったく分からない。



「寝ぼけてんのか?」


そう言いながら
布団に入ってくる。


「え?何で・・・?
彼女・・・」


「うるせぇ」



「んっ・・・」


そう言いながら
唇で口を塞がれ


頭の中が真っ白になり

もう、何を言っていたのかすら分からない。


必死でキスを交わしながら

夢じゃない、この現実に

ただ、ただ

うれしくて・・・