「ほら、乗れ」


「へ・・!?あ・・・は、はい・・」


やはり・・・



そのお近づきになりたくない車が
正真正銘
黒崎伸治の車のようだ・・・。


助手席のドアを開け
乗り込むと


これは車なのだろうか・・・

すべてにおいて
元々の車の内装は
一体どんなのだったんだと思うほど
色が塗られ、加工され
内装を張り替えられ・・・
モニター画面も
3つ、ついている・・・。



後を見ると、


天井には
豪華な電気がつけられ
テレビやテーブル
そしてソファーのような
革張りの長いすで
もう・・・ここに
住めるんじゃないかと思ってしまうような
豪華な部屋のようだ。



「キョロキョロして
んな珍しいか?」


「え?あ・・・
すいません・・・」


「つーか・・・
敬語使うなって
言わなかったか?」


「あ・・・・・はい・・」



だって・・・

何か、電話で
機嫌悪かったし・・・。