取り残された私は・・・・

ぼぅーっと

テレビ画面を見つめ
あの・・・・

黒崎伸治の事を
考えてしまっている。


私が・・・・


いなくなって、

あの彼女と・・・・

一緒に・・・

過ごしてるのかなとか・・・


考え出したら、


もう・・・、わけわからない感情に包まれて

すべてが

どうでもよく思えて

苦しくなってしまっている。


あんな無垢で可愛い彼女に

私なんかが敵うはずないって分かってるのに


分かってるのに、

何で、こんなに考えて考えて

バカみたいに考え続けているのだろう。

できる事なら

黒崎伸治と出会う前の自分に戻り

あの・・・アパートの扉の前に

座るな!と、

教えてあげたい・・・。


出会わなければ・・・


こんなに苦しい思いも
好きになってしまった自分を責める事もなかったのに・・・