「……久しぶりです、叔母さん」
「答えて!何したのっ……!?」
「……顔?あぁ、これ……」
そっか。
俺今、顔やばいんだっけ。
忘れてたよ。
あぁ、これは。やられたんだよ。
叔母さんに言ったってわかるかな?
理解できるかな?
俺が今まで、どんな目にあってきたか。
「もしかして……悟さん……に?」
悟(さとる)?
あぁ、親父の名前か。
名前なんて考えてこともねぇから。
忘れてたや。はは。
「……はい。いつもの、ことですから」
叔母さんは、びっくりして固まっている。
目が点になってる。
そりゃ、そうだろうな。
普通、ここまでひどいと思わないだろうから。