俺の唯一の希望の光も、行方がわからないから。 目の前はもう、何も見えない。 誰もいない、真っ暗闇で。 今にも、消えてしまいそうな感じ。 誰も、俺の存在に気づいてくれない。 気づいていても、気づかないふりをする。 これが……『疫病神』ってものなのか。 でももう、とっくの昔に諦めはついてる。 母親に『疫病神』と言われた時から、ずっと。 耐えてきたけど、心はもう、とっくの昔にボロボロだ。