……でも。


それでも、あたしは平気でいられるの。








内山先生のおかげで



一人じゃないんだって



思えるように…なったから。









あたしの味方はいっぱいいる。








――内山先生、看護師さん、あたし自身。




――この病室にある花、窓の外の空、鳥、新鮮な空気。








それだけでもう、充分。



一人ぼっちではない。それだけで。







病室に一人でいる時間でも、落ち着いていられる。









今みたいに、誰もいない、あたし一人だけの広い病室だったとしても。








内山先生はいつ来るかなって。




それだけが、すごく楽しみで。