「ゴホッ!……ズズーッ」 咳き込みながらも、俺にまた反抗するために、思いっきり麺をすする内山先生が、本当に面白かった。 「先生っ……ウケるんだけど……っ!アハハハハハハッ!」 「……クソッ」 「アハハハハハハッ!」 「いい加減、笑い終われ!」 「アハハハハハハハッ!」 「……」 今――ようやく決心ができた。 今の俺なら、会ってもいいと思った。 先生のおかげで、勇気が出たよ。 ……“ルイ”に、会ってみよう。