「理由はな……」
ヤバイ。緊張してきた。
でも、気になる。
どうしよう。マジで緊張する。
いかにも平然を装い、食べてたラーメンを、残らず全部口に突っ込んだ。
口の中が……とんこつ味で、いっぱい。
気持ち悪くなってきた。
思わず咳き込む。
「ゴボッ!ゴホ、ゴホッ!」
「――プッ!」
「!?」
―――。
先生に、笑われた。
最悪。
一瞬で、嫌な気持ちになった。
先生にだけは、馬鹿にされるのが許せない。
こんな所が、俺の性格のまだ子供の部分だろうな。
自分の性格が、ものすごく嫌になる。
「あははっ!」
「おっ、おい!笑ってないで、さっさと理由を教えろ!」
「……んー。やっぱ言わない」
「はあ!?」
何だよそれ!!
ここまでためて、何だって言うんだ!?
気になる、すごく!
何!?
何だよ、先生!?