静かな病室。




一人部屋の病室で、まあまあ広い部屋。


あたし一人だけ、隔離されてるような。







そこにはもちろん、あたしと内山先生の二人だけだった。









そばに座ってくれる内山先生。


あたしが待っていた、先生の優しい笑顔。




見ててとても安心できる。







でも、先生。






本当のこと、教えて欲しいの。



あたしに隠していること、全部。






ママとパパと先生で、あたしに隠していること全部。







聞いたら、ちゃんと答えてくれる――?










「ルイちゃん、どうしたんだ?」


「……っうっ……っ」







先生――。


あたしの体は…もう、どうなってるの?





聞いてもいいの?








「……言いたいこと、全部言ってもいいんだ。吐き出せ。先生が全部聞いてあげるから」









そう言って、内山先生は、あたしの肩を掴んで、向かい合うような形にさせた。