先生に半ば怒られながらも正門を通り、私は教室まで息を整えながら歩いていった。

「おはよ〜優華♪」


佳奈が手を振りながら私の方に走って来る。

「佳奈ぁ〜♪おはよ〜」

私も笑顔で手を振り返す。


「優華にしては遅刻なんて珍しいじゃん!……裕也と夜までメールしてたのかなぁ〜(笑)」


裕也かぁ……。
そいえば最近メールしてないな。
携帯持ってるんだから、メールくらいしてくれてもいいのに…。
彼氏なのになぁ〜(汗)