「お願いっ!!これはおじいちゃんのお願いでもあるの!」

「……………おじいちゃん……………?」


「……………前神様!!私は神様850代目なの!おじいちゃんは新撰組がいた時代に神様を勤めてて……………自分が神様だったのに新撰組の最期が悲惨だったのをすごく悲しんでるんだ……………だから!お願いっ」

神様はすごく切ない表情で語った。

そんな神様を見た芽吹は少し可哀想に見えてきたのだ。

「……………でも、弟が……………」

「大丈夫!弟君たちも後で幕末に送るから!!」

「……………うーん……………。でも、私に勤まるのかなぁ…」


「お姉さん剣道強いし!美人だし頭も切れるから大丈夫!お姉さんにしか頼めないの!!お願いっ!叶えてくれたらお姉さんの願いを叶えてあげるから!」



「……………うーん……………そこまでいうなら頑張ってみる(ニコ」



芽吹は覚悟を決めて頷いた。

「ありがとーっっっ!!お姉さん!じゃあ、この荷物と箱も一緒に落とすから♪」

「え?!落とすって……………」


「じゃ、よろしく頼みまーす(笑)」

ドンッ

芽吹は神様に雲の上から突き飛ばされた……………


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?!?」