「……………お姉さんを雲の上に呼んだのはー!お願いしたい事があったからなの!」

「……………お、お願いしたい事……………??」

芽吹は嫌な予感がした。
何故なら神様の笑顔が黒いのだ。


「……………お姉さんには……………幕末に行ってもらいます☆」

「……………え??」


「幕末に行って、新撰組の皆を救って欲しいの!!」

神様の言葉に芽吹は唖然とする……………


「私ね?!新撰組が大好きなの!そんな大好きな人たちの最期が悲惨だなんて嫌なの!!何事も平和にって言うでしょ?!ね?!」

「ね?!って言われても……………そんなことしたら、歴史が変わっちゃうよ?」


「大丈夫大丈夫♪そこは神様の力でなんとかするから!」


(神様の力ってこんなことに使っていいの?!)