「あぁーくったー」
海斗がごちそうまでした。と礼儀正しく付けたした。
「いつも、ありがとな?また、頼む。」
そういい、私に弁当箱を預けた。
「りょーかい♪」
私は受け取るとカバンにいれた。
私は毎日海斗の分だけ作ってきている。
最初は蓮にも作っていたけど蓮の好き嫌いの多さに腹を立て作らなくなった。
私も食べ終わり弁当箱をカバンにいれ終わって海斗とおしゃべりをしていた。
「とーだちゃんっ♪」
呼ばれたほうを振り向くと佐久間がニコニコとして立っていた。
「どーしたの?」
ちょっと不気味だったけどたずねてみた。
「ちょっときて!あ、これ強制ね♪…あ、桐島!戸田ちゃんかりるね!」
私は海斗のものじゃないんですけどーと思いながらも席をたった。
「おう」
聞こえるか聞こえないかの小さい海斗の声を聞いて私たちは教室を後にした。