「おっはよー♪」

思い切りドアを開け蓮が入っていった。
蓮が教室に入ると異様な空気が作られる。

本当に腐れ縁なのか…3年間蓮と海斗とは同じクラス。


「ほんっと、朝からうるさいやつ」

私は嫌味も、こめて口にだした。

「まぁまぁ、いつものことじゃん?」

海斗はあきれたような顔をしながら自分の席へと向かった。

「まぁ、そうなんだけどね」

私もそんなことを言いながら静かに席についた。