部屋に入るとちょっと待っててと言い佐久間は部屋をでていった。
「綺麗だなー」
今まで入ったことのある男の子の部屋は蓮と海斗ぐらいだ。
蓮の部屋はとにかく汚い。
ゴミや服、たまに下着まで床におちている。
海斗はゴミや下着はないものの服が大量に床に散らばっている状態。
男の子はみんなこんなもんなんだと思っていたから佐久間の部屋にはビックリだった。
「あれ?何突っ立ってんの?座れば?」
どこに座ればいいかわからず立ち尽くしていた私は佐久間の言うとおりに腰をおろした。
どこに座ればいいかわからずとりあえずベッド。
「ちょ、待って。天然なの?」
佐久間が顔を赤くして天然発言をした。
「失礼な!何が天然なのよ。」
言い返したら言い返したで佐久間は耳まで赤くなっている。
「ちょ、それどうにかしろ」
私の足元を、指さした。
目線を下に向けるとスカートがめくれあがってパンツが丸見えだった。
「きゃっ。…みた…よね?」
「み…みてない」
どうみても嘘。
「もう、最悪。もう、かえる」
私は半べそかきながら出口へと向かった。
「ちょい、待て。ごめん、でもお前が悪いんだぞ?俺で良かったじゃんか。ほら、勉強すっぞ。」
半ば強引に連れ戻され私はベッドの下に座らされた。