部活に行く前

俺はいつも

「あ~ぁ雨降らないかな~」

なんてことを言っていた

雨が降れば外周を走らなくてすむからだ

だけどそんな上手くいくはずがなかった

ほとんどの日が晴れていた

「今日も走るのかぁ・・・」

なんてことをよく言っていた

俺と同じバスケ部にはいったのは15人

みんなバスケを初めてやる奴らだった

そんな奴らと一緒に走っていると

誰かが走るのが遅いことに気づいた

俺は小学校の時に兄の言うとおりに練習してたから

走るのが遅いということはなかった

その時にあの時に走っておいて良かったって思った