「どう?」


「うん、すっごいいいと思う!! 美桜、絶対喜ぶよ」


優実はリングを見て、目を輝かせた。


そう、もうすぐ聖夜の誕生日。


しかも俺と美桜も付き合って1年経つ。


だから優実とお互い親友の好みを教えあい、それぞれプレゼントを考えていた。


そのため、最近は俺も優実も倉庫に行くのが遅いってわけ。


お互いバレないように会うのは至難の技で、しかも鈍感な優実を扱うのはかなり大変。


俺はいつこの状況がバレるのかと、いつもヒヤヒヤしている。


別に浮気してる訳じゃないけど、見られたら絶対に誤解されるから…。