そして天翔もベットに腰を下ろした。


ギシッとベットのスプリングが軋む。


「美桜…」


天翔の手が優しく頬に触れ、耳元で囁かれる。


「ねぇ、天翔?」


甘い雰囲気に流されそうだったけど、思い切って聞いてみた。


「今日…何してたの…?」


別に疑ってる訳じゃない。


でも気になるの…。


「それは…」


天翔は一瞬目を反らしたけど、またいつものように戻って言った。


「担任の呼び出し。最近授業出てないから、単位ヤベェんだよ…」


ハァとため息をつく天翔。


信じて…いいんだよね…?