ニヤリと意地悪な笑いを浮かべる天翔。


しまった…ハメられた…。


あたしは赤くなった顔を隠すように、プイッと顔を背けた。


「ま、お前が想像したこともするけどな」


気がつくと天翔ん家の目の前。


「…バーカ」


あたしが逃げようとすると、すぐに長い腕に捕まる。


「逃がさねぇから」


「ちょっと…!!」


ヒョイッと担がれて、強制的に家の中へ…。


何か天翔、性格変わった…。


こんな意地悪なドSだったっけ!?


相変わらず表情はクールだけど…。




「さてと…」


部屋に来ると、天翔はあたしをベットに優しく下ろす。