架綾が、目を覚ましたのは

三時間してからだった…―――――。



◇‐◆‐◇


「おはよう、架綾。」

そう言って微笑むと、
架綾も微笑んでくれた。



「大丈夫?」


そう聞くと、
静かに頷いてくれた。


時間は、早く、


夢は、残酷になって、

静かに崩れ去る音が、

…聞こえた気がした…