「架綾ぁ~っ!!」



詩香おばさんは、泣き叫ぶ。



…何故だか俺は、

穏やかな気分になった。



架綾は、きっと楽になっただろう?


架綾は、きっと月に帰っただろう?



だから、大丈夫だね。


俺は、空になるから、
架綾は、月になって…


一生そばに、

一生お前を、


忘れないから。