私は高校2年生まぢかの桜田琴音(サクラダコトネ)。 名前負けしている地味な女子高生である。 「消しゴム借りてもいい?」 そう私に微笑みかけてくれたあなた。 私はそんなあなたの眩しい笑顔に恋してしまった――― 小学6年生の頃からずっと好きだった その人はスポーツ万能で頭も良く、みんなからモテていた こんな地味な私の気持ちが届くはずはないのに...だけど好きになってしまった。大好きに――