「えへへ~。いいこと聞いちゃった!
ねぇ、もう付き合わない!?」
「無理」

少しおどけて言うといつもの
調子で断られた。

照れ隠しなんてガラじゃないかもしれないけど。

照れてるなんて、バレたくないから
精一杯、いつもの私になる。

「もう!そんなこと言って~!
私の魅力に気づきはじめてるんでしょ?」

軽いウインクをしたら

「ざけんな、消えろ」

なんて冷たいお言葉。

うん、付き合ってください。