「あ.....あり、がとう...」

やっと声に出した言葉は、すごい小さかった。


なんで、図書室が好きなのに今まで来なかったんだろう。

なんで、そんなに優しいんだろう。

なんで?なんで?

いろんな疑問が頭を横切る。でも、一番聞きたいのは


.....好きな人、いるのかな。


でも、そんなこと聞く勇気なんかなかった。