でも、拒否なんかできなくてコクンと頷いた。

「なぁ、おまえ名前は?」

「.....伊坂、あむ」

「ふーん。おれは城田アキ。よろしく」



そう言ってにこっと笑った。

ふと城田くんの後ろの窓に目がいく、夏の景色がみえる。

.....お似合いだ。
この景色と彼の笑顔が、とても。

心臓が少し速くうごいた。