幼い頃の私は人見知りで友達も少なかった。
極力人とは話さないようにしてたし、影になりたいとか思ってた。

だから、あの頃の私が今の私をみると
驚いちゃうだろうな。


だって毎日みんなの前でも告白してるし

自分からいろんな人に話しかけてるし

もうとにかく昔と正反対。

そんな幼き伊坂あむが城田くんと会ったのは小学二年生の夏。

外で遊ぶ子が多いなか一人で図書室に行って本を読んでた。蝉のなきごえ、水色の空に雲が浮かんでた。

絵に描いたような、そんな日だった。