なんとか置いてかれることなく、目的地に到着できた。

大きなショッピングセンターは
人がたくさん来ていた。


....迷子になりそう。


「おい」

くるりとこちらを見る城田くん。
その振り返る仕草も素敵で、惚れ惚れする。

「なに?」

「お前、迷子になんなよ」

と、いじわるな笑顔でそう言った。

ーーーっ!!!!


瞬間、心臓がはねあがりバクバクと鳴り
顔はあっというまに真っ赤でゆでダコ状態になってしまった。