こ、断られてしまった。

「どうしても?」

「当たり前だろ」

じゃあ、どうすればいいの!?
このドキドキを!もはや私は可笑しいのか

「城田くんに抱きつきたいし、手も握りたいし、頭ぽんぽんしてほしい....」
「おい、口にしてる」

城田くんは軽く私を睨み、また前を向いてしまった。
しかし、私と違って長い脚をお持ちの城田くん。

あ、歩くのはやい....

私は置いてかれないよう急いで城田くんの後についた。