『……でもさ、学校にいるっていう割りにはあんたらっぽいのこっから見えるのよ?」


近くの古い高層ビルをみると、


手を振ってる人が見えた。


『陵を助けたかったら、彼女一人で来いよ』



「…隆裕……」


隆裕の腕はあたしを掴んで動かない。


「俺も行く」


「アツくんたちが来るまで時間稼ぎしとくし…」


「………」