「ねえねえ、秋穂」 「ん?」 「気付いた?赤坂、今年もはちまき秋穂とおんなじ風にしてるの」 そう言えば、 「た、確かに」 「今日さ、ちゃんと話してみなよ!絶対うまく行くって」 「ぜっ絶対?」 「行くだけ行ってみなって!」 七海は興奮ぎみで背中をバンバンたたく。 「ちょ、い、痛いから!」 「ははは、秋穂らしくなーい」 …軽くショック。